4月23日 広島東洋カープで活躍された 衣笠祥雄(きぬがささちお)さん死去
広島東洋カープで活躍された 衣笠祥雄氏 が亡くなられた。71歳でした。ご冥福をお祈り致します。
国民栄誉賞を受賞され、人間的にも素晴らしい方だったこともあり、各方面から悲しみの声が止まりません。いろいろな記事を見ているのですが、この話が一番印象に残ったのでご紹介します。
1979年8月1日の広島戦。巨人のピッチャー西本聖さんが衣笠さんの左肩にぶつけ結果、乱闘となりました。そんな状況の中、ぶつけられた衣笠さんから「俺は大丈夫。それより危ないから早くベンチに帰れ」と西本さんに声をかけたそうです。試合が終わり、西本さんは謝罪の電話を衣笠さんにかけたところ、「大丈夫だから心配するな。それより、勝っていた試合に勝てなくて、お前は損をしたんだぞ」と逆に気にかけてくれたそうです。
このデッドボールで衣笠さんは骨折をしてしまいました。しかし、翌日の試合でも代打で出場。骨折しているにも関わらず、フルスイングをし三振しました。その時のコメントが感動します。
「1球目はファンのため、2球目は自分のため、3球目は西本君のために振りました」
西本氏、衣笠さん死球骨折でも感動した気遣いの言葉 - プロ野球 : 日刊スポーツ
衣笠さんのかける言葉に人柄がにじみ出ています。