マリナーズ イチロー 会長付特別補佐&生涯契約
マリナーズのイチローが、5/4(日本時間)、本拠地セーフコフィールドで会見を行い、今季の残り試合に出場せず球団の会長付特別補佐に就任すると明かした。現役引退せずチームに同行し練習を行いながらアドバイス等を行うという。来期、選手として復帰の可能性も残している。
イチローと同世代の自分としては、寂しさを感じる反面、良い形での契約となったと感じている。来期、選手としてのチャンスはもちろんあるし、何より、リスペクトされている感じが伝わってくる。
この発表があってからいろいろな記事が掲載されていたり、過去のものを検索したりした中から興味があったものをご紹介したい。
【39歳以降、三振率が増えた】※三振率 = 三振 ÷ 打席数
イチロー 増えた三振率 13年39歳以降(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
メジャー平均は16%に対し、若い頃は10%を切っていた三振率が、2013年以降、10%を超えるようになっている。これは、肉体的な衰えというよりは動体視力の衰えを指摘している方もいらっしゃる。運動とは縁遠い速読達人の女性が、バッティングセンターの165kmの速球にことごとくバットを当てていたという話を聞いたこともあるので、逆を言えば、肉体的な衰えはトレーニングでカバーできたが、目の衰えだけはどうにもならなかったということかもしれない。
【名言集】
イチローがシアトルで残した名言集「回り道なくして次へは進めない」|MLB|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva
個人的には、『調子が悪い時こそ、全力でプレーすることが大事』これが大好き。うまくいかない時はどうしても腐ったり、手を抜きたくなるのが人間だと思うが、成果を出し続ける人は、こういうマインドで努力し続けるんだと再認識。
【通算成績】
日本時代、メジャー時代 どれも凄いのだが、『37歳まで10年連続200安打』この記録はしばらく破られないであろうと言われているし、37歳でヒットを214本打ちこの年の最多安打のリーグタイトルを獲得しているのは本当に凄いことだと思う。また、守備面では、日本時代に、ゴールデングラブ賞を1994年から2000年まで7年連続、メジャーではゴールドグラブ賞を2001年から2010年まで10年連続、NPB/MLB通算で17年連続で受賞しているというとんでもない記録を打ち立てている。「レーザービーム」「エリア51」「スパイダーマンキャッチ」等数々の言葉が、イチローの守備から生まれている。
今期は選手としてのイチローを見る事は恐らくできないし、大谷との対戦も実現しなかったが、来期、選手として復活する姿を楽しみにしたい。